また紫雨は訳のわからんことを………。
「その質問、今の俺の問いの答えになるのか?」
「答えにはなりませんが、繋がりはしますね。」
「………まぁこの俺だし、心は海のように広いだろうな。」
そうでなけりゃ、ここまで紫雨の世話なんかするものか。
「心が広いのは否定しませんが、泉か湖辺りでは?海は流石に言い過ぎのような気がします。」
「殴られたいのかお前。」
「そう言っている時点で、海のように心が広いとは言えませんよ。」
本当に口の減らない奴だなこいつは………。
「でも、確かに一条聖斗先生の心は広いと思います。…………私は、そこまで心を広く持つことは出来ませんでした。それがお母様を嫌う理由です。」
「………は?」
いや意味がわからない。

