「いくら見た目と雰囲気が十代後半辺りに見えるとは言え、お前本来の年齢は14なの。わかる?家族でもないのにそんなことしたのバレたら俺捕まるから。」
「バレなければいい問題ですし、たかが14の小娘に何を言っているんですか。どうしても無理だと言うのなら、病人の為だとでも思っておいてください。」
「小娘って、自分でそれを言うのか………。」
「私が一条聖斗先生の膝枕でよく眠れたことをお忘れですか?一条聖斗先生と一緒なら、安心して眠れるのですが。ほら、一条聖斗先生は私のお気に入りですから。」
お気に入り、か………。
そう言えば、紫雨に気に入られる元を作った言葉って何だったんだ?
「さぁさぁ、もう日付が変わる頃ですよ。そろそろ眠らないと、明日の学校に起きられません。」
「チッ、仕方がねぇな。」
確かに言われてみれば紫雨は14歳。
それを『もう』と言うか『まだ』と言うかは、それぞれの考え方によるだろう。
「ほら、着替えてくるから少し向こうに寄って待ってろ。」
「はぁい。」

