見つめ合い………と言うか睨み合いのようなことを続けること数分間。
「では、私と一条聖斗先生がこのベッドで一緒に寝るということで手を打ちませんか?」
先に動いたのは紫雨だったが、見事に最悪な動き方をしてくれた。
「一緒にって、このベッドでか?」
「はい。このベッドはキングサイズですし、大きさ的には問題ないかと思うのですが………何か問題でも?」
何か問題でも?じゃねぇ!問題しかねぇだろ!!
と言いたいが、病人を前に声を張り上げるわけにもいかない。
ここは一旦心を鎮めて冷静になるんだ。
「あのな、紫雨。お前は一応性別的には女なの。」
言った後でこんなことを思うのもどうかと思うが、一応性別的には女と言われたことについては何も思わないのか?紫雨の奴は。

