「ところでさぁ、陽華ちゃんが比奈ちゃんに捕まってる間に聞いておきたいことがあるんだけど………いい?」
「構いませんよ。」
「じゃあ遠慮なく。もし潔音ちゃんに彼氏が居ると仮定して、その彼氏が浮気したらどう思う?」
………は?
紫雨は確かに構わないとは言ったが、そんな質問をされるとは思っていなかったのだろう………不意をつかれたような表情になっていた。
「どうと言われましても………特に思うことはありませんね。浮気でも何でも好きにすればいいかと………。」
「好きにってことは、浮気を許しちゃうってこと?」
「許すも何も、その仮定の彼氏が浮気をするのはその人の自由だと思いませんか?その人の人生は私が決めるものではありませんし、決めるつもりもありません。従って、もし浮気をされたとしても私は全く気にしません。」
「じゃあ、その彼氏を束縛とかしたいとは思わないの?」
「私自身が束縛されるということを好みませんので、それを誰かにしようとは思いませんね。先程もお話した通り、その人の人生に私が口出しする権限はないと思います。」

