「腕が疲れた!?潔音、何故それを言ってくださらないのですか!?」
「「言ってた。」」
一条聖斗先生と桐生嶺二様の声が重なりました。
まぁ、このお二人が言ってくださらなければ私が言っていましたけど………。
「そんなことよりもです潔音!日本に帰ってきているのなら何故私に一言声をかけてくださらなかったのですか!?私は貴女の帰りをずっと待ち望んでいたと言うのに!」
こうなるとわかっていたから何も言わなかったんですよ………と言えればいいのですが、言えない自分が悲しいです。
「すみません、突然学校に通えだなんて言われて気が動転していたのと、中学生としての生活にまだ慣れていなくて………。」
「何だ………そんなことなら初めから言ってくださればよろしかったのに。」
「……………すみません。」
言い出すタイミングすら掴めないほどに1人で喋っていたのは、霜月様の方なんですけど………。

