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浴衣の生地を選んだ日から一週間が経ち、今日は夏祭りの日。
今私は潔音ちゃんに着付けと軽くお化粧をしてもらって、一緒に夏祭りに行くことになっている皆と待ち合わせをしている場所で、皆を待っていた。
「それにしても………この浴衣、本っ当に私好み。潔音ちゃん、本当にありがとう!」
「そう言っていただけると、作ったかいがあったというものです。」
「家宝にするね!」
「いえ、そこまでしていただかなくても………。」
思っていた以上の浴衣の仕上がりに、私は興奮していた。
だって、この浴衣本当に可愛いし。
「おーい、花音!………と、紫雨?」
「あれ……本当だ………。」
「潔音さん、夏祭りには来ないんじゃなかったの?」
「本当は予定があって来られなかったはずだったんですけど、その予定が急遽キャンセルになったので来られることになったんです。」

