同時にびくっと肩を震わせる。
「なんでそうやっていつもいつも顔を合わせる度に喧嘩するの!? 私はそんなの嫌だよ! 喧嘩されて取り合われていいことなんて無いんだよ! もう、やめてよ…仲良く、してよ…」
最後は顔を手で覆い隠して下を向いて言った。泣いてしまいそうだったから。というか、泣いていたから。
頑張って声を殺して泣くが効果なし。翔くんと瑠輝君は黙り込んでしまった。
「…雪姫ちゃん、ごめん。僕らは僕らのことしか考えてなかった。雪姫ちゃんの事で揉めてるのに肝心の雪姫ちゃんを置いて行ってた。ごめん」
しゅんとうなだれて翔くんが謝る。
「その、ごめんな」
瑠輝君も謝る。なんか萎らしくなってしまった。
「もう、いいから、仲良くしよ?」
私は涙を拭って精一杯の笑顔をつくった。
「おう、すまなかった」
「僕も悪かった」
お互い謝罪して握手を交わす。
「よし! じゃあ教室帰ろうか!」
手を叩いて元気になったよアピールをする。
「…その、言い難いんだけどさ」
「なに?」
私は首を傾げる。
「もう、放課後なんだよね」
「え、嘘でしょさっきまで朝だった」
なんか、もう、悲しくなってきた。
私は何時間寝ていたんですかと問いたくなるが問うてしまうと自分が後悔してしまいそうだったのでやめておいた。
「じゃあ今何時なのよ」
「五時です」
ねえ翔くんそういう冗談はよくないよと言いたくなったが保健室にある時計を見ると本当に五時だった。
というか待って?
「ねえ二人とも、まさか朝から付きっきりだったとか、」
「言っちゃいますけど?」
ですよねー!
「あぁ私のせいで授業受けれなかったねごめん…」
「大丈夫だよ!? 僕らは授業なんかより雪姫ちゃんの方が大切だからね」
「そーだぞ気にすんな」
笑顔で、幸せそうに。
「でもっ、授業はちゃんと受けなさい!」
これが天才美少女様のお言葉である。
「なんでそうやっていつもいつも顔を合わせる度に喧嘩するの!? 私はそんなの嫌だよ! 喧嘩されて取り合われていいことなんて無いんだよ! もう、やめてよ…仲良く、してよ…」
最後は顔を手で覆い隠して下を向いて言った。泣いてしまいそうだったから。というか、泣いていたから。
頑張って声を殺して泣くが効果なし。翔くんと瑠輝君は黙り込んでしまった。
「…雪姫ちゃん、ごめん。僕らは僕らのことしか考えてなかった。雪姫ちゃんの事で揉めてるのに肝心の雪姫ちゃんを置いて行ってた。ごめん」
しゅんとうなだれて翔くんが謝る。
「その、ごめんな」
瑠輝君も謝る。なんか萎らしくなってしまった。
「もう、いいから、仲良くしよ?」
私は涙を拭って精一杯の笑顔をつくった。
「おう、すまなかった」
「僕も悪かった」
お互い謝罪して握手を交わす。
「よし! じゃあ教室帰ろうか!」
手を叩いて元気になったよアピールをする。
「…その、言い難いんだけどさ」
「なに?」
私は首を傾げる。
「もう、放課後なんだよね」
「え、嘘でしょさっきまで朝だった」
なんか、もう、悲しくなってきた。
私は何時間寝ていたんですかと問いたくなるが問うてしまうと自分が後悔してしまいそうだったのでやめておいた。
「じゃあ今何時なのよ」
「五時です」
ねえ翔くんそういう冗談はよくないよと言いたくなったが保健室にある時計を見ると本当に五時だった。
というか待って?
「ねえ二人とも、まさか朝から付きっきりだったとか、」
「言っちゃいますけど?」
ですよねー!
「あぁ私のせいで授業受けれなかったねごめん…」
「大丈夫だよ!? 僕らは授業なんかより雪姫ちゃんの方が大切だからね」
「そーだぞ気にすんな」
笑顔で、幸せそうに。
「でもっ、授業はちゃんと受けなさい!」
これが天才美少女様のお言葉である。
