「しょ、翔くん皆見てるから…!」
私はちゃんと周りを見て行動するが、
「いいよ、この際丁度いいから見せ付けようよ」
「やっ、ちょっと」
耳まで真っ赤にして翔くんの腕の中でじたばた藻掻く。
「雪姫ちゃん、力で勝てると思ってるの?」
見上げるとふふんと鼻を鳴らす翔くんが見えた。
「離すわけないじゃん、一生一度たりともね」
クラスに女子の黄色い声が響いた。非常に恥ずかしい。
「もっ、離してぇ!」
「あっごめんごめん目立ち過ぎた?」
ぱっと私から離れる翔くん。
「目立つとかの問題じゃ無いからぁ!」
体を震わせて思わず叫んでしまった。流石超絶美少女というだけあって私の可愛い声に反応した男子が集まってしまった。
「あ、悪い虫がつく前に皆に言っておいた方がいいかもね」
悪戯っぽく翔くんが笑った。そしてにゅっと私に手を出してきて私の腕を掴んで引き寄せる。
「ひゃっ」
この変な声で男子が数名倒れました貴方達どんだけ?
「この維達翔(イダチショウ)の彼女です。雪姫ちゃんです」
満面の笑みでそう言う翔くん。笑顔が何故か怖かった。
「ちょ、え、はい!?」
私の頭は混乱していました。尋常じゃない程に。
「えぇ? 僕を捨てて瑠輝のところに行くなんてことないよね? 僕ずっと前から好きだったんだよ?」
それは、卑怯だよ・・・。
翔くんはここで承諾させて私を彼女にしようとしてる。流石にそんなことは出来ない。
「おいおい俺は置いてけぼりかぁ?」
廊下の先から私達を引き止める声がした。それは紛れもなく彼の声で。
「…何? 君には関係無い筈だけど?」
翔くんは威嚇する。大事な何かを守るように。
「お前さぁ、俺がこいつ好きってこと知ってんだろ? だったらなんでそんなこと言うんだよ」
ギロっと強く睨みつける。そして私の手を引く。
「わっ」
条件反射で瑠輝君の胸に入ってしまって。
「こいつは俺のだ。誰にも渡さねぇ」
「…雪姫ちゃんを1回傷付けて逃げたくせになんでそんな綺麗事がペラペラ出てくるんだよ。俺のことも裏切ったくせに」
翔くんは小学生の頃の記憶を持っている。
私はちゃんと周りを見て行動するが、
「いいよ、この際丁度いいから見せ付けようよ」
「やっ、ちょっと」
耳まで真っ赤にして翔くんの腕の中でじたばた藻掻く。
「雪姫ちゃん、力で勝てると思ってるの?」
見上げるとふふんと鼻を鳴らす翔くんが見えた。
「離すわけないじゃん、一生一度たりともね」
クラスに女子の黄色い声が響いた。非常に恥ずかしい。
「もっ、離してぇ!」
「あっごめんごめん目立ち過ぎた?」
ぱっと私から離れる翔くん。
「目立つとかの問題じゃ無いからぁ!」
体を震わせて思わず叫んでしまった。流石超絶美少女というだけあって私の可愛い声に反応した男子が集まってしまった。
「あ、悪い虫がつく前に皆に言っておいた方がいいかもね」
悪戯っぽく翔くんが笑った。そしてにゅっと私に手を出してきて私の腕を掴んで引き寄せる。
「ひゃっ」
この変な声で男子が数名倒れました貴方達どんだけ?
「この維達翔(イダチショウ)の彼女です。雪姫ちゃんです」
満面の笑みでそう言う翔くん。笑顔が何故か怖かった。
「ちょ、え、はい!?」
私の頭は混乱していました。尋常じゃない程に。
「えぇ? 僕を捨てて瑠輝のところに行くなんてことないよね? 僕ずっと前から好きだったんだよ?」
それは、卑怯だよ・・・。
翔くんはここで承諾させて私を彼女にしようとしてる。流石にそんなことは出来ない。
「おいおい俺は置いてけぼりかぁ?」
廊下の先から私達を引き止める声がした。それは紛れもなく彼の声で。
「…何? 君には関係無い筈だけど?」
翔くんは威嚇する。大事な何かを守るように。
「お前さぁ、俺がこいつ好きってこと知ってんだろ? だったらなんでそんなこと言うんだよ」
ギロっと強く睨みつける。そして私の手を引く。
「わっ」
条件反射で瑠輝君の胸に入ってしまって。
「こいつは俺のだ。誰にも渡さねぇ」
「…雪姫ちゃんを1回傷付けて逃げたくせになんでそんな綺麗事がペラペラ出てくるんだよ。俺のことも裏切ったくせに」
翔くんは小学生の頃の記憶を持っている。
