全部、先輩のせいです。

《68 /215位》


ここは、ある程度の進学校。


だけど、自分のレベルよりも低いこの学校を選んだ私は、
トップであり続ける必要があった。



それが、こんなにも平凡な順位だなんて。



「俺の」


広貴に渡された成績表を見る。



《70/215位》



広貴と二位差……。



つくづく、自分の立場を思い知らされる。



確かに、今回は全く勉強に身が入らなかった。



太一先輩のことばっかり考えてた。



叶いもしない恋のことばっか考えて、自分が損をするなんて、
ホント馬鹿みたいだ。





なんでこんなに、何もかも上手くいかないんだろう。




私の成績が落ちた原因を察した広貴は、何も言わずにいてくれた。



でも、何も知らない梨沙は、私のことをかなり心配した目で
見つめて来る。




「羽花」



梨沙が、私の近くまで寄って来て、言う。