全部、先輩のせいです。

教室中に、声の大きな女子の声が響く。


「今回のテスト、杉山が1位だったんだって」



意外〜、なんて声も聞こえてくる。


でも、私の心は全く動かなかった。




私は、返ってきた成績表を強く握った。


そして、中を何度も確認しては、ため息をつく。



誰が1位かなんて、どうでもいい。


それよりも。




「…おい、羽花。お前が1位じゃねぇのかよ」



広貴が、耳元で囁いてきた。


私は、やけになって成績表を広貴に渡す。



中を覗いた広貴は、目を丸くして私を見た。



「お前、どうしたんだよ」



どうしたも、こうしたも。


私の成績は、かなり落ちていた。



中学の時から数えても、過去最低記録。



嫌でも、その成績は私の目に入ってくる。