全部、先輩のせいです。

放課後。

そう話しかけてきたのは、唯一の友達、梨沙だ。

梨沙とは、クラスも部活も一緒ということで、
やっと作ることのできた友達だ。


梨沙も静かではあるけれど、ほんわかしてて、
天然な女子らしい女子だ。


「パネル委員なんて。さすが羽花だね!」


梨沙と話していてホッとするのは、
きっとこの素直さからだと思う。


梨沙の話す言葉は一つ一つが本心で、嘘じゃないのが
伝わってくる。


だから、こんな風に褒められると凄く嬉しい。


「私なんかでいいのかな、本当に」


そう言うと、梨沙は目を見開いて言った。


「いいに決まってるじゃん!羽花、めっちゃ絵上手いし、
頭いいし、しっかりしてるし」


「ありがとう。でもなぁ……」


そう言ってくれるのは嬉しいんだけど。


みんなに良いって言ってもらえて、たくさん褒めて貰ってるのに、
自信の持てない自分が情けなかった。