「いや、羽花の絵の方が愛が溢れていていいよ」
からかうようにそう言われ、顔が赤くなった。
「そんなことないよ」
梨沙には、全部話していた。
太一先輩への想いも、太一先輩との出来事も。
その上で、梨沙は私は応援する、と言ってくれた。
「またまたー」
もちろん、この絵を描くことに決めた経緯も、梨沙は知っているから、
こうやって言ってくるのだと思う。
「梨沙は写生が上手だよね」
隣にある梨沙の絵は、まるで写真のようだ。
日常の、何気ない風景を写生するのが好きだそうで、今回は
誰もいない運動場を、上手く切り取って描いていた。
一見、自然とは関係ないように見えて、空や木、草花の
コントラストがすごく綺麗だった。
「ありがとう」
私達は、一通り全ての絵を見終えて、図書室を出る。
「じゃあ、今度こそ屋台行こー」
はしゃぎ回る梨沙に、私は着いていくのがやっとだった。
自分達とは縁もゆかりもないこの中学校の文化祭で、
そんなに満喫してもいいんだろうか。
からかうようにそう言われ、顔が赤くなった。
「そんなことないよ」
梨沙には、全部話していた。
太一先輩への想いも、太一先輩との出来事も。
その上で、梨沙は私は応援する、と言ってくれた。
「またまたー」
もちろん、この絵を描くことに決めた経緯も、梨沙は知っているから、
こうやって言ってくるのだと思う。
「梨沙は写生が上手だよね」
隣にある梨沙の絵は、まるで写真のようだ。
日常の、何気ない風景を写生するのが好きだそうで、今回は
誰もいない運動場を、上手く切り取って描いていた。
一見、自然とは関係ないように見えて、空や木、草花の
コントラストがすごく綺麗だった。
「ありがとう」
私達は、一通り全ての絵を見終えて、図書室を出る。
「じゃあ、今度こそ屋台行こー」
はしゃぎ回る梨沙に、私は着いていくのがやっとだった。
自分達とは縁もゆかりもないこの中学校の文化祭で、
そんなに満喫してもいいんだろうか。


