ゴールしたその二人を、太一先輩はニヤニヤしながら
囃し立てにいく。
先輩がいなくなったことで、私もそこにいる意味がなくなって、
私は静かにテントに戻る。
私の中で生まれた、小さなドキドキが、一瞬で埋れていったように思えた。
*
「優勝、Aブロック」
校長の、力強いその言葉とともに、吹奏楽部による
特賞歌が流れる。
イエーイ、とAブロックの人達が叫んだり、
飛び跳ねたりする。
素直に嬉しいけど、私はまだそこまで喜べない。
太一先輩が、ニコニコしながら壇に上がった。
結果、ぶっちぎりとは言えなかったけど、Aブロックが優勝。
学年ごとでは、うちのクラスは3位だった。
心臓の音が、どんどん大きくなる。
「続いて、パネル部門の表彰を行います」
私は、手をギュッと握りしめる。
お願いします………。
「最優秀賞」
囃し立てにいく。
先輩がいなくなったことで、私もそこにいる意味がなくなって、
私は静かにテントに戻る。
私の中で生まれた、小さなドキドキが、一瞬で埋れていったように思えた。
*
「優勝、Aブロック」
校長の、力強いその言葉とともに、吹奏楽部による
特賞歌が流れる。
イエーイ、とAブロックの人達が叫んだり、
飛び跳ねたりする。
素直に嬉しいけど、私はまだそこまで喜べない。
太一先輩が、ニコニコしながら壇に上がった。
結果、ぶっちぎりとは言えなかったけど、Aブロックが優勝。
学年ごとでは、うちのクラスは3位だった。
心臓の音が、どんどん大きくなる。
「続いて、パネル部門の表彰を行います」
私は、手をギュッと握りしめる。
お願いします………。
「最優秀賞」


