君色~あなたと過ごした日々~



次の日の放課後、

いつも通り練習場所でダンスの練習をしていた。



『みんなー!昨日のペアのやつは無しでペア考え直しといたから~☆』


ダンスの練習の中心人物がそう言った。


えっ?

ペアが変わる…?



自分のペアを聞くと、
私だけ女子とペアだった。


正直、ほっとした。

これで智美に辛い思いさせなくてすむ…


って言っても結局俊介のペアは他の女子だけどね。



「彩~!!」

智美が駆け寄ってきた。

「どうしよう!!」

「何?どーしたの?」

なんだかその様子は申し訳なさそうだった。


「うち…潤くんとペアになっちゃったんだよ~!」