もやもやしながら家に帰った。


はぁ~なんかうちやばいこと言っちゃったよなぁ…



♪~♪♪~♪

まったく鳴らない携帯が久しぶりに鳴った…

誰だろ?



あ…俊介からだ……


『こんばんわ!ダンス、ペアだね☆あのさ…俺とペア嫌だったら言っていいからね(^_^)』


やっぱり今日の聞こえちゃってたのかぁ…


『嫌ってわけじゃないよ!ダンス頑張ろうね♪』


しばらくして、またメールがきた…



『あのさ…ぶっちゃけ俺、吉野さんのこと好きなんだ…』




へ?


はい────!?

これって…もしかして告白?


なんで今!?

どうしよう…。


何て返事返せばいいの?


重い指を頑張って動かした。


『そっか。ごめん…うち今好きな人いるんだぁ。ここで諦めたくないんだ…ごめんね。』



♪~♪♪~♪


ビクッ!
返事がきた…

メールを開くのが怖い。


恐る恐る本文を見た…


『そっかっ!分かった☆いきなりあんなこと言ってごめん(^_^)ダンス頑張ろう♪』


ほ…


これで良かったんだよね。


俊介には悪いけど智美のことを考えるともっと辛くなった。


告白されたこと智美に言うべき?

いや、言ったら智美は傷つくだろうなぁ…


やっぱり言うのはやめておこう。