「もしかして、楓?」

いつもの帰り道。いつも通りに帰るはずだった。でも、

「やっぱり楓じゃん!久しぶりー」

声をかけてきたのは幼なじみの隼人だった。
それも、私の初恋の相手。

「うん!久しぶりだね」
少し緊張しながら返事をする。

「その人がずっと話してた楓さん?」

ふと知らない声が二人の会話に入りこんでくる。

「そうだよ。あ、紹介するな、こいつは咲。俺の彼女」



久々に会った幼なじみには、彼女ができてました。