もう2年も前の話。

その日は、クリスマス・イブだった。

私と祐優は、お互いにクリスマスプレゼントを買いにショッピングモールに来ていた。




「祐優!祐優!見て!これ、可愛い!!」

「ほんとだ、可愛いね。真実(まみ)に似合いそう。」

そう言って祐優は私が持っているバレッタを髪につけてくれた。