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「おはよう田嶋~~」


「早く起き上がれよ」



俺が起きてしばらくして、土田が起きた。



俺はすぐ起き上がって朝ごはんを作りたかったのだが...それが出来ない。



それは...土田におさえつけられてるから......じゃなくて、抱き締められているからだ。



こいつ...力強いんだよな。



「いいじゃないか~、今日は土曜だし」


「いや、腹減った」


「えっ、作ってくれんの!?」



なぜそこに繋がるのかわからないが、目を輝かせてそう問う土田。



「別に自分のだけでもいいんだが」


「作ってください!!」


「わかったよ

だから離してくれ」


「え~~」


「ごねるな!!」



なんやかんやあってなんとか土田をひっペがして、キッチンに行く。


キッチンと言うほど大層なものはではないが、ひとまず台所だ。



...玉子しかねぇ。目玉焼きでいいか。ご飯あるし。