「ま、田嶋は自覚ないかもしんないけど、俺にとっちゃめちゃくちゃ可愛いね、田嶋は」


「はぁ!?」


「なんだかんだ言いつつ来てくれるところがもう最高に可愛い...!」


「わかったからもうやめてくれ。」



思い出すようにうっとりとする土田。


おい、20過ぎの男がそんなことするな。痛い。



「じゃ、じゃあ俺に愛想尽かしたってことはないのか?」


「あるわけないじゃん。」


「そうか」


「へへ。
ねぇ田嶋、こっち来て」



ベッドに寄っかかるように促す土田。



俺が土田の隣に座った瞬間、土田はいきなり俺に抱きついてきた。



「ちょ、お前なんだよっ」


「田嶋かわいいなーって思ってさ!」


「バカ、やめろ、はなせっ!」


「やーだ!」