「おい、ウラトルマン」

そんな彼のマンションに、1人の男が訪れる。

ウラトルゾフィー。

ウラトルマンの上官にして、今も宇宙警備隊の隊長として戦い続ける戦士。

戦闘力もウラトルマンより少し優れている程度で、既に現在の宇宙レベルには程遠いが、それでも現役を続けている。

「いつまでそうやって腐ってるんだ」

「あ～？」

酒で赤くなった顔をして、ウラトルマンはゾフィーの方を向く。

「やってられっかよ…俺が何年も地球で戦って平和を守ってやってたのに、たった1回宇宙恐竜ゼットソに負けただけで、もう地球にウラトルマンは要らない、地球人だけで平和は守ってみせるなんて抜かしやがってよ…語学留学までして、慣れねぇ地球で戦ってやってたこっちの身にもなれっての。大体俺はパン食派なんだよ、滞在してた日本って国じゃ、米ばっか食わされてよ、ウラトルの母の作ってくれたガーリックトーストが恋しかったぜ…」

地球滞在中はホームシックだったらしい。