自分の道が正しいかだなんて、誰にも分からないと思うから。
自分で不安になるくらいなのに、第三者の他人が分かるわけないんだよ、きっと。
だから突き進むしかなくて。
どれだけ不安で怖くても、進むしかないんだよ。
この道を、自分の選んだ道を思うままに進んでみて初めて、"この道で良かった"って思えるんだと思うの。
だからね月、不安になることなんてないんだよ。 大丈夫だから。
私がいるよ。那くんがいるよ。
――……星くんが、いるよ。
「月がどんな道を選んだとしても、私たちは絶対に怒ったり蔑んだりしないから。
思うまま、感じるままに進んでよ。
未来の月には、今の月がなりたいものになってて欲しいもの。
だから、笑って進んで。ね?」
「……ありがとぉ…幸…」
「うん!」
泣きそうになったら電話してね。
不安になったら話を聞かせてね。
星くんと喧嘩したら慰めるから。
だから、月は月のままでいてね、ずっと。
どんな時だって月は月らしく。 私のお姉ちゃんみたいな存在でいてよ。
私はそんな月がすごく誇らしいんだから。
――大丈夫。 月の未来は、絶対光り輝いてるから…。
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