愛してると言ってくれますか?



そう言って不安そうな月は私に続き、大好きな人の元へ告白をしに行った。


雪が降りだしそうな寒い日で、付き合い出した記念日と言う少しむず痒い日に私と那くんは手を繋いで月と星くんを待ってたの。


戻ってきた月は真っ赤な顔をしながら小さな声で«付き合うことになった…»と教えてくれた。


そう言えば、少し後ろを歩いていたらしい星くんもなんとなく顔が赤かったな……。


………あの寒い冬の日からもうすぐ4年が経とうとしてる。


今までだって月と星くんは喧嘩が多かったけど、今回みたいにどちらも謝らないなんて事は初めてな気がする…。


星くんだってそこまで頑固じゃないのに……何か他に理由があるのかな?



「ねぇねぇ星くん」

「……ん?」



ボーッとしてる星くんには覇気がない。だ、大丈夫……?



「ねぇ、本当は何かりっ……!本鈴……」

「ははっ、タイミング。昼休みに聞くよ」

「うん……ありがとう…」



運悪く鳴った本鈴を少し恨みながら、渋々自分の席に着いた。


運悪くって思ったけど、星くんからすれば運良かったのかな…なんて……。


本当は星くんに「他に理由があるの?」って聞きたかったんだけど。 後で聞けばいいよね。