「おねがい…。リト…。わたしをみつけて…。」

俺と同じくらいの女の子がそういった気がした。
夢だとすぐに分かった。

なぜならその女の子が言った名前はリト。
俺の名前は及川将汰。そんな外国のような名前でもない普通の高校生だからだ。