母「未来ー!写真撮るからこっちおいでー!」
私は母の方へ向き、かけて行った。
私がまだしっかりと自我が無かった頃、とても強気だった私は凄くワガママだった。
入学式が終わり、学校生活が始まって、学校で両親に会えないと泣いてしまったり、何でも自分の思い通りに行かないと、よく腹を立てていた。
けれど、それよりも一番私が後悔している事があった。
それは悪く言うと虐めっ子、良く言うと何でも素直に口にしたり、行動に出してしまう事だった。
死ねとか言ったりはしなかったけれど、誰かの悪口を本人の前で直接言ったり、喧嘩をすると男女構わず手を出してしまった。
大体小学三年生の頃、私はまともに自我が成長したのか、気を付けるように心がけた。
すると、今では自業自得だか全てが私に帰ってきた。
波が激しく立つように私が虐められる人へと変わっていった。
物が消えたり、暴力されたり、陰口悪口、無視、色々な事をされた。
印象に残っている内容だと、男子と口喧嘩で泣かしてしまい、その男友達2人にフルボッコされたり、お気に入りの箸箱を隠されたり、冬になると集中的に雪玉を当てられたりした。
靴に砂を沢山入れられたり、クラス全員が一斉に私に暴言を放つと言う遊びもあったりした。
私はそれでも学校に行き続けた。
それは強くなるためとか、立派な理由ではなく、休めなかったからだ。
休むととても親に怒られる。
だから私は我慢して学校に通った。
小学四年生になった頃、私の記憶の中では一番虐めが酷い時期だっただろう。
私は1年間別室で過ごす事になった。