今日から高校生になる。
小さい頃から夢見てた、キラキラの高校生活がきっと
手に入るはず。

おはよー!

周りのみんなが声をかけあっている。
微笑ましい光景だ

なぜ微笑ましいかと言うと
私は、小学校中学校をまともに生活していないのだ
一年の大半は、病室で過ごし闘病していた。
今では完治し元気だけど衝撃を与えられると発作がでる。


高校ではなるべく病気だったことは隠していきたい
そう思い、親の転勤と共に遠い高校を選んだのだ。
知っている人は0
そんな中から始めてみたいと思ったのだ


トントン…
「おはよう…!!新入生だよねー?一緒に教室まで行かない…?」
声を掛けてくれたのは、耳の上で髪を二つに結んだ可愛い女の子だった
「お、おはよう!いいよ!!」
声を掛けてくれた…!!
しかもめっちゃ可愛い子!
「よかったー。周りみんなグループできちゃってるから心配したんだぁ…」
「そ、そうだよね!あ、えっと私は、橘 爽葉香(たちばなそよか)」
「あ、私は星森 七夢(ほしもりななみ)」

名前まで可愛い…

「星森って…この学校の理事長の孫とかじゃないよね…?」
「えー!ないよ!この学年にはいるって噂だけどうちじゃないよー!」
「そうなんだ…」

「まっクラス発表見に行こ?」
「うん!!」

「おーうちB組だ!」
うちの名前が無い…?見ずらいよー!
「あ、うちもだ!!」
「やったね!じゃぁ講堂行こっか!」
「うん!!」

少し緊張で息が上がってきたな…
でも今日はあと入学式だけだから大丈夫!!

「クラスの子よくわかんなかったね…特に男子!」
「そうだね。明日楽しみだよ!」
「じゃぁうちこの駅だから。ばいばーい♡」
「ばいばーい…」

気疲れとかが一気に来た…
でもまだまだ始まったばっかりだからしっかりしなくちゃ。



✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
~ミニミニ豆知識~
爽葉香たちが通っている、高校名は星森学園
普通科、服飾科、音楽科、経済科があるんだよ!

ちなみに…
爽葉香たちが通っているのは普通科でーす!
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
この物語はフィクションです。