藤川:「多分、好きな人が出来たんちゃうん?多分やけど。」
重田:「マジで??」
「あの、ブタさんに??」
仲間:「シゲ!それは言い過ぎや!!」
重田:「ごめんごめん!」
浜田:「亮斗に好きな人か、、、。」
「なんか、ビックリやね。」
神木:「てか、なんで竜星が知ってんの??」
藤川:「隼太くんに悪いから、言わんとこーって思ってたんやけど、、、。」
「まぁしゃーないから言うわ!」
仲間:「しゃーないってどういう事やねん!!」
浜田:「んで、なんなん??」
藤川:「この間、隼太くんの結婚式やったやん?」
小谷:「おん、あったあった。」
重田:「おー!のん!おはよ!」
仲間:「シゲ、邪魔すんなや!!」
小谷:「お!シゲ、おはよぉー。」
仲間:「もぉ、ええわ、、、。」
藤川:「邪魔せんといて!!」
「んで、二次会の途中で亮斗くんと女の子が一緒に出ていったんよ!」
浜田:「マジか!!」
「俺、全然気付かんかったわ、」
藤川:「そん時、ちょうど俺タバコ吸ってて、お?マジ??みたいになったからさ、軽くからかったろって思ったんよ、、、。」
小谷:「うん。」
藤川:「なに?亮斗くん?お持ち帰り??って聞いたら、」
重田:「うん。」
藤川:「ちゃうわ!!!ってガチで怒られた。」
浜田:「まじか、、、。」
仲間:「俺の結婚式になにしてくれとんねん!!」
神木:「そんな事があったんや、、。」
「それなら有り得るかもしれへんなぁ、、、。」
重田:「亮斗くーん、出てきてもええんやで??」
仲間:「いや、俺がぶっ飛ばしたる。」
小谷:「隼太くん、怖いで?」
仲間:「あ、すまん。」
藤川:「それでさ、その子めっちゃかわええねん。」
重田:「ほんま!?」
藤川:「せやから、ふたりがバーから出ていく時に、俺、とっさにかわええって言ってしもうた、、、。」
神木:「竜星、照れてる??」
藤川:「やめてや、、、。」
小谷:「竜星が照れるとか、どんだけ可愛い子やねん!!」
浜田:「亮斗、ええなぁ、、、。」
仲間:「あいつ、、、、!!!」
神木:「隼太くん、やめてや!!」
仲間:「だって、俺の結婚式、、、。」
どうすれば、、、。
今出ても、隼太にしばかれるし、
絶対、質問攻めやし、、。
無視しよ。
うん。しゃーない。
無視や。
会社に着いてしまえば、
すぐ仕事をしなければならない。
そうすれば、どう頑張っても、
携帯を開くことはできない。
いいじゃん!これで!!
いつもより少し早いだけで
空気がまるで違うように感じた。
正直、
開き直っていいのかどうかも
わからなかった。