「もしもし、香林?
さっきは急に帰ってごめんな。」

電話の相手は香林だった。



「いいよいいよ、全然。
それよりさっきの女の人って、
もしかして彼女?」

まあ大体察しがつくよな。

「ああ」



やっぱりか〜と
電話越しに納得している香林。


「あ、でも私とあんなところにいたら誤解されてるんじゃない?大丈夫?」

俺はさっき言われたことを思い出し、溜息を吐いた。


「気にしてないって言われた。
俺が他の女といても…」



「うわ、キツイね。
誤解されたままじゃ良くないから
ちゃんと説明しなね?」


「わかってる。
それと、今日貰うはずだったやつっていつまでやってんだ?
今日の埋め合わせに
違う日で行くか。」


流石に申し訳ねえしな。
慧にも言えないだろうし…



「え、本当にいいの?
今月で終わっちゃうから
また予定わかったら連絡するよ、
ありがとう!」



「おう、じゃあまたな。」

電話が終わった。



結構待たせてるな…

急いで菜奈のいる所に戻った。