菜奈は驚いたのか
ピクっと反応して、
「急に、泣いてごめんね。
迷惑かけてごめん。」
ようやく話せるようになったみたいで、謝ってきた。
「いや、俺の方こそ
抱きしめて、ごめん。」
そう言って手を離し、
離れようとした。
「…やだ、離れないで。」
そう言って、引き寄せられた。
…可愛すぎかよ
もうこんなことされたら
勘違いするぞ。
「菜奈、俺
プルルルルル プルルルルル
誰だよ、こんな時に
鳴ってるのは俺の携帯だった。
菜奈に謝って、
腕を話してもらうよう頼むと
渋々離れた。
俺は携帯画面を見て、
電話に出た。

