俺は3人の話を無視して話す。
「稚己はダメ。俺のだから。」
ほんと…独占欲丸出し。
カッコ悪。
3人は呆然と立って、固まっている。
そんな3人を残して俺は稚己の元へ帰ると、稚己はご立腹の様子。
「遥斗遅い。もう帰ろうかと思った!」
「悪かったって。行こ、稚己。」
俺は稚己の手を引き、レストランを出る。
まだ固まったままの3人に、思わず笑みがもれる。
こっちを見てくるアイツらに口パクで言葉を渡すと、青ざめたようにして走り去った。
『稚 己 に 手 だ し た ら 、 絶 対 許 さ な い か ら 。』