「チビちゃん。約束しよう?」



俺のため。

そしてチビちゃん(仮)のために。



「まず一つ目。お互い必要以上に触らないこと。」




チビちゃん(仮)は虐待を受けていたことは確かだ。




軽く触れるだけでもビクビクしている。




だから、これはチビちゃん(仮)のため。




「次に二つ目。お互い気を使わないこと。」




これは俺のためでありチビちゃん(仮)のため。




実家にいつ帰るかわからないが、その分一緒に居て気疲れさせても可哀想だし。




「最後、三つ目。お互い恋愛感情を抱かないこと。」




これは俺のため。




正直僕はモテるし、まだ大人の遊びにも飽きてない。




流石にチビちゃん(仮)には手を出さないけど、彼女が居るなんて気づいたら女共は押しかけてくるに違いない。




それは迷惑だし、めんどくさい。