やっと球技大会当日。
これまで、色々あった。
唯と協力したりしてなんだかんだ言って楽しかった。
そして、バレーボールが始まった。
私達のチームは順調に勝ち進んだ。
その途中途中唯とも一緒に喜んだりした。
そして、決勝…
私のチームは、結構強いと噂になったらしい。
他の競技の人たちも見に来ている。
10分くらいすると、私達の3年生が怪我をした

コートから外れていた私達で誰が行くと話し合っていた。
「せつな!早く」
この声…
コートの中から、唯が口元に手を当てて叫んでいる。
私は走って、コートに向かう。
「早く、モタモタしてないで!」
モタモタって…
「モタモタなんか、してないわ!」
コートに入るなり、私はそう言い返した。
そしたら、ボールが私の方に向かって来た。
だけど、私は唯への怒りですぐにレシーブできた。
それを唯がアタックした。
「私、モタモタしてませんから」
「今、そんなこと言ってる場合じゃ…」
ピー!
そして、試合が再開…
そして、3年生が点を決める。
「唯っていつもそう。思いつきで行動してる…ちゃんと、計画立てて、行動しなさいよ」
「はぁ!?それなら、せつなは慎重すぎ、たまには、思いつきで行動して、上手く行くことだってあるじゃない」
ピー!
また試合が再開…
そんなこんなで試合は終了。
結果は優勝できた…
だけど、唯との口論であっという間に終わって、あまり実感がない。
そして、閉祭式が終わって、帰ることに…
なんだかんだ楽しかった。
そういえば、初めてかも。
唯に本当の気持ち伝えたの…
今まで嘘をついてたとか…そういうのではないけど。
「せっちゃん!」
「わ!ちょっと何よ!」
翔くんに驚かされて、焦ってしまう。
「帰ったら空いてる?」
「はぁ?まぁ空いてるけど…」
「じゃあさ、迎えに行くから、どっか出かけようよ」
はぁ⁉︎
なんで?
「じゃあ、6時に迎えに行くから」
「あ、う、うん」
なんとなく流されてるし。
どうしよう。
家に着くなり、自室のクローゼットを開けて、服を探した…