喜びの音色も悲しい音色も全部キミと

今日はボールをサーブしたり、レシーブする練習をした…
ボールの受け方が上手くなくて、あちこちにあたる。
あー、早く2週間後になって、球技大会が終わって、部活したいなぁ…
疲れて、自分の鞄が置いてあるところに行くと…
「え?」
そこには、私が好きなオレンジジュースが置いてあった。
なんで…
誰が置いたなんか、すぐ分かった。
だって、オレンジジュースが好きなんて、唯にしか言ってない。
だから、すぐにピンときた。
ありがとう…
心の中で呟いてオレンジジュースを飲む。
その後、また練習に戻った。
頑張らなきゃいけない気がした。

次の日は試合形式で練習した。
つまり、唯と一緒になった。
ピー!
ホイッスルと共にボールが、サーブされた。
2、3年生を中心に、ボールが、行き交う…
コートから出ては入ってを繰り返した。
そして…
飛んで来たボールが唯がレシーブして…
「せつな!」
名前を呼ばれて、反射的に唯がレシーブしたボールを相手のコートに向かって、アタックした。
そしたら、上手いこと相手の隙間をついて1点入った。
「「やった!」」
私と唯の声が重なった…
そしてハイタッチした。
そこまでして、急に気まずくなった。
お互い、タジタジしてしまった。
だけど、嬉しかった。
唯と気持ちが1つになった気がして。
唯がせつなと呼んでくれて、嬉しかった。