「あー、緊張するなぁ。」

今日から私は訳あって新しい高校での高２の生活になる。

「まぁ、緊張するのは仕方ないかあんなことがあった訳だし。」

私は新しい制服に袖を通して新しい高校に向かった。

チャイムと同時に私は先生と教室に入った

「はーい、みんな着席してーこれから新入生を紹介します。木下さん新しい友達に自己紹介をして。」

「えー、と･･･ 木下 美留(みのる)です。
よろしくお願いします。」

なんで自己紹介なんて･･･ 新しい友達なんかいらないのに。
その時、教室のドアからガラガラと音がし
音がした方向を見るとそこにはあのに日見た顔があった。

「はよーございます。自転車パンクして遅刻しちゃいました。これって遅延的な扱いになりませんか？笑」

「なるわけないでしょ！もー！新学期早々遅刻なんて･･･まぁ、いいわ。本田くん早く席ついて。」

「はーい。ってあれ？これ、え？新入生？ん？てか、お前･･･」

私は目をそらした。私は思い出したのだ。あの時に見た高校生はここの高校への手続きに来た時にやっていた部活で･･･ん？ここまでしか覚えてないな…印象薄すぎ･･･

「あら、知り合いなんだ。じゃあ、新入生って言うのもあるし木下さん本田くんの後ろの席ね。」

「え？嘘でしょ？え？なんで？」

「本田くん。席教えてあげて。」

「りょうかーい。俺の席あそこだから。」

本田くんが行くのを見てからと言うよりぼーっとなってから私は自分の席についた。

「あ、やば、教科書忘れた･･･」

私が小さく呟いてると後ろからばっと振り返ってきたあいつが話しかけてきた。

「お前さ、教科書とかって持ってるの？」
丁度痛いところについてきた。

「持ってる。」

「そっか。」

それから数分後･･･。