蒼空への約束

「美留。泣きたいなら泣けばいい。ただ我慢はするな、お前の悲しい目なんか見たくないんだよ。」

「本当はみんなと一緒にいたい。だけど、怖いの。また、あんなことが起こるって思うと。」

「何があったんだ?」

「私の親友が自殺したの・・・。だから友達なんていらないって思って・・・。」

「ごめん。そんなことも知らないで、容易く聞きたいなんて言っちゃって・・・」

「いいよ・・・」

「そんな辛いことがあったんだな。俺ちゃんとお前が笑えるまで守るから。助けるから。俺頼りないかもしれないけど、頼っていいから。」

「ありがと・・・」

私はこの時本田くんに嘘をついた。でも、これでいいんだ。だって・・・。






それから数時間後・・・。


「あー。よく寝たー。ってあれ?寝ちゃってたんだ・・・。」

本田くんの方を見ると本田くんも寝ていた。

「あ、美留?おはよ。」

「あ、うん。おはよ。それより私帰るね?」


「帰るの?なら送ってく。」

「平気だってば!本田くんはもう家にいな?」

「いや、元々送るつもりだったし。あ、あと!なんで俺の事本田くんって苗字で呼ぶんだよ!」

「いやーなんとなくかな?」

「何かさ、苗字だと距離感感じるから拓人って呼んでよ!」

「あ、わかった。」

「じゃあ、美留行こうぜ!」

「あ、拓人待ってよ!」

私は何故かこの時凄くドキドキした。









「美留の家どこだよ!」

「あー。今日はここでいいよ?親が迎えに来るし。」

「そうなんだ。んじゃ、気おつけろよ?」

「うん。ありがと。」

「じゃあな。」

「ばいばい。」

私はまた、嘘をついてしまった・・・。