「ねえ、美那ってばー。 ちょっとすごいことあるから来て!」


そう言って私を無理矢理起こそうとするウタ。



でも、すごいことって言われると、やっぱり気になるわけで…。


「なっ…なにぃ〜…?」


「あのね、ユウトが桜に告白するらしいよ。しかも公開告白っ!」


たしかに…ユウトは桜のことが好きって結構広まってたよね。

あれ? 両想いじゃなかった?


「ねえ、ウタ、その2人両想いじゃなかった?」


ウタは目を輝かせて美那を見た。

「それを確認するためにも、早く行くよ!」


そうして私たちはその現場へ向かった。