N+1dream

体育の後の昼休み、私はいつも通り昼食は一人だった。朝買ったコンビニのパンを食べる。


私の後ろでは、椅子を持ってきて楽しそうに話していた。
もしあの子が休学していなければ、今あんな風に……。


駄目だ。
私は音を立てないようにして手を叩く。いつもは頬だったり、もっと力強く叩く。そうすると安心する。


学校が合わなかったんだ、仕方ない。こうなった原因は私だ。


引き続き、黙々と食べる。コンビニのパン、飽きたな。
まあ仕方ない。それが嫌なら自分で作るしかない。私が作ったら千倍不味いから作らないけど。


さっさと食べ終えてスマホを見る。小説を読んだり、ゲームで遊ぶ。何かに熱中しているから寂しい人には見えない。