「はぁ…」



あれから数日。


休み時間からどよーんとする私に龍が肩をポンポンとする。




「陽菜ため息つきすぎ!」



「龍…わたし…どーすればいーの」





あの日のこと、龍には何も話してない。




このままじゃ私、勉強に手が付かない…


実際にさっきの小テスト、6点。






「よし、陽菜昼休み屋上な。」





にかっ、と笑う龍。





「え、うん。」