「はれへ!ひたひ!」


(やめて!いたい!)



足をばたばたさせると先生が近づいてきて。




「女の子に乱暴はよくないね。決して相川だとしても。」



渋々、龍が手を離す。




「はぁ……せんせ、相川だとしてもってなんですか!?私は女です!」



「うそだようそうそ相川は女。」



くすくす笑いながら言う先生。



あああ、幸せです。




「元気ならはやく戻れよ?それと、君」




龍のところに少し耳打ちをする先生。



「んじゃ」



そう言うと、保健室から出ていった。