悠樹がキッチンへ行き

先輩と2人


「上手くいってるみたいだな?」


「昨日の今日ですから
まだ、これからですよ!」


「先に言っておくが…
うかつに手を出すと嫌われるから」


「え……」


「マジで! 玉砕した奴たくさん見たから」



「はい!気をつけます!」



「おまたせしましたー!!」



悠樹が持ってきたデザートは
なんだか…



「あ!!これ!!」



今日、先輩が思いついたと話していた
新作だった



「思いついた物は、1度悠樹に作らせるって決めてるんだ」


「ずるい…」


「お兄ちゃんも作るの上手なんだけど
私の方が上手だからね!
あ、でも試作品だから美味しいとは限らないから!」


「クククッ不味いのあったよな」


「ふふっあったね!
お兄ちゃんどうかしてると思ったよ!」


「作ったのお前だろうが!」


「私は、指示通りにしたんだよ!」



「今度、俺が思いついた物も作ってよ!」



「わ、私でいいんですか!?」



「ぜひぜひ!悠樹に作ってもらいたい!」



「私、作るのは好きなので嬉しい!
あの……昨日のも美味しそうだったから
作りたいです!」




お強請りする悠樹の可愛さに
急激に顔に血が集まる




「/////よろしくお願いします!」