守ってあげたい 【完】

私は黒男子の心臓に、手を当てた。


『ここが痛い時。
 体をわざと傷つけたくなる。
 そうすれば・・・
 ここの痛みを 忘れられるから・・・』


視線が絡み合う。

カチカチと、壁時計の音が鳴り響く。



「・・・・」