じわっと浮かぶ涙をなんとかごまかし、

黒男子の脇腹のところに触れてみる。



「痛っつー・・・」


『あざ・・』


反対側の脇腹にも、触れてみる。


「触んなっ!」


『あざだらけ・・
 こりゃ、
 かなりやられたね』