守ってあげたい 【完】

息が整い、
今聞いたことを整理して
導き出した答えを声に出してみた。


『・・校長先生の、息子だったんだ・・』


「盗み聞きしてんじゃねーよ」


『っ!!』


閉まっているカーテンの向こう側から
声がした。