「天野のやつぅぅぅぅ!
 せっかく桐島君と仲良くなれる
 チャンスだったのにぃぃぃっ!」


カスミは猛獣のようにうなり声を
あげた。


『ほんとだね。
 せっかくアイツの株もあがって、
 みんなと慣れてきたころだったのにね』


「だから、だ。
 だから、天野のやつ、
 あーゆーことして
 桐島君の周りに
 誰も近づかないように
 仕組んだんだ」