『傷ついてほしくないのに
 私が、傷つけた・・』

「違うよ。
 お前が、治してくれたんだ。
 お前が」



低くて、甘い声が
私の頭の上から降ってくる。


「お前にしか、治せないから。
 お前じゃなきゃ、ダメだから」