カエルのように転んだままの私を
軽々と、長い足で飛び越えて
天野さんは黒男子の方へ
飛びついていった。


「玲ーーーっ!
 もう、登校OKなの?
 だったらもっと早く教えてよ」


「っせーな」



・・・へぇ。
あの2人、知り合い?なの?
性格悪い同士でお似合いじゃない。