ガタンッ!


後ろで机が倒れる音がした。

振り向くと、
アイツが机を蹴飛ばして
私のすぐ後ろに立っていた。


「貸せっ」


私は携帯を、ぎゅっと握りしめた。

でも

アイツにあっという間に

取られてしまう。