守ってあげたい 【完】

「3年生は、篠塚さんに頼まれた、と
 言っている。」


ハァッ?!


「つまり、自分を閉じ込めさせて、
 お前をまたケンカさせよう、っていう
 魂胆だったんだ」


「だから、さっきから何度も言ってるだろ。
 あいつがそんなことするワケない、って」

「しかし、3年生が言うには」


「だいたい、そんなことして、
 あいつに何の得があるんだよ!」