「お前ら、職員室まで来い!
 桐島、お前もだ!」


私は用務員さんに抱えられるようにして
なんとか立っていた。


「篠塚は明日また、話聞くから。
 今日はもう、帰れ」


黒男子は一度だけ振りかえって、
そのまま先生に連れていかれた。