「芽衣どうしよ…」


「とりあえず病院に行った方がいいよ。あの…立てますか?」



「‥はい‥」



私が聞くとその女性は小さく返事した



歩美と二人で支えて、近くでタクシーをひろい病院に向かった



元旦早々スゴい事に巻き込まれたな…





「どうなされたんですか?」


タクシーの中で聞いてみた


「ちょっと気持ち悪くなって…」


「寒いのにそんな格好…‥」


女性は上着も着てなく、パジャマ姿だった


サンダルだし‥女性の顔を見ると顔色がかなり悪かった




ん…‥?


なんか見たことあるような顔



服装もなんとなく…‥



「…コンビニ…?」


あ!!!

そうそう!!コンビニ!!!!!


「コンビニ?」


私が口に出した言葉に歩美は不思議に返してきた



「あの…前、コンビニに急いで駆け込んでませんでしたか?」


「コンビニ…?」


「はい…いつかははっきり覚えてないんですけど、確か貴方だと思うんですよ。すっごく急いでて、トイレに走って入っていったんです」


「あぁ、…はい多分私です」


やっぱり…



気になってたんだよね…



「その時も今みたいに気持ち悪くなって…?」


「…そうです」



そうだったんだ


体が弱い人なのかな…