すくったとしても、いつかはこぼれてしまう。 それでも人は、すくうことをやめない。 それが後に「苦しみ」になってしまうこともいとわずに。 落ちてしまったものは二度と戻っては来ない。 落ちてしまったものを見つめては、悲しみに暮れる。 こぼれ落ちてゆくものを取り戻すことは出来ない。